このサークルには2種類の人間がいる。
役職を持つものと持たざるものだ。
役職とは、サークルの運営をする代表や執行役、企画を主導する班長や統括を指す。
私はヒラである。役職はまだない。
役職持ちの彼らは、日々FairWindを、企画をより良くするために邁進しているわけだが、
無職の私たちは、日々より高い手を上げるために鍛錬している次第だ。
きっと君たちは思うだろう。
地方の教育格差を埋める教育系学生支援団体の実情がこんな有様なのかと。
ニートの私たちを追放するべきだと。
しかし、大学3年生にもなる私が、このサークルに2年も長々と居座れているのには理由がある。
それはヒラにもヒラなりに居場所を作ってくれるからだ。
その物理的な象徴が部室である。
多くのメンバーが遠く離れた場所に実家を持つからか、部室が第2の家かと錯覚するほどにアットホームな空間を作り出してくれる。
帰れば必ず誰かが迎えてくれて、暇なときの遊び相手はいくらでもいる。
何度彼らの優しさに救われたか分からない。
ニートにも無職にもヒラにもあたたかさを分け与えてくれるのがFairWindの仲間なのだ。
私は激怒した。必ずかつての孤高の狼だった自我を保たねばならないと決意した。
FairWindに加入して2年。
好きなところもあれば、もちろん嫌いなところもある。
嫌いなところなんて挙げればキリがないほど。
そして1番怒ってるのは、こんなにも仲間のあたたかさを知ってしまったために、それがいつか失われることの怖さを教えてくれたことである。余計なお世話すぎる。
サークルに加入する前は、こんな臆病で弱い人間ではなかった。全部FairWindのせいだ。
ここまでちゃんと読んでくれた方はいるのでしょうか。
まあ言いたいのは、FairWindは圧倒的で感動的で理想的超えて完璧なサークルだってことです。
これは所詮私にとっての主観に過ぎません。
同じ役職を持たない仲間でも違う価値があり、ましてや責任を背負っている他の仲間にとっては全く別の価値を感じているにちがいありません。
でも、FairWindをどう評価するかはみなさんが入ってみないことには何も始まらないですよね。
外野でどうのこうの言う前に、ぜひこちらに来てみませんか?
こちらに来たら最後。FairWindの沼にズブズブになること間違いなしです。
そう言い切れるほど、素敵で魅力たっぷりの人々が集まっているサークルです。